フォーミュラワン・チームズ・アソシエーション(FOTA)の意向とは異なり、フォース・インディアのボス、ビジャイ・マルヤは、FIAが推進しているバジェットキャップがなければ小規模なインディペンデントチームはビッグチームと戦うことはできないとして、これに賛成の立場を示した。
フォース・インディアはもちろん小規模なインディペンデントチームのひとつだが、今季はパフォーマンスが向上しており、モナコGP予選ではエイドリアン・スーティルとジャンカルロ・フィジケラがそろってQ2進出を果たしている。
マルヤは、この好調さは、昨年行ったマネージメント陣営のリストラと、マクラーレン・メルセデスとの技術タイアップによるものであると考えている。しかし予算の潤沢なチームと戦うには、バジェットキャップの導入が重要であると、マルヤは主張している。
「ご存知のとおり、2010年以降の扱いについては今も議論が続いている。現在の経済状況において、世界中のあらゆるビジネスが、コスト削減に焦点を置き、革新と再編を行っているだろう。なぜF1が例外でなければならないのか? フォース・インディアは、手頃なレベルまでコストを削減することに大いに賛成だ」
「それが(バジェット)キャップという形になるのか、どの程度の予算制限とすべきなのか、全チームとFIAにとって受け入れられる額に到達するための発展的手立てはあるのか――我々はそれについて現在検討している。しかしフォース・インディアに限っては、バジェットキャップと呼ぼうが支出目標額と呼ぼうが、それは極めて重要であり、それがなければ小規模なインディペンデントチームは、膨大な予算を持つチームを相手に戦うことなど決してできないのだ」
「すべてのチームが、F1に全員残れるようにもっていきたいと思っているはずだ。フェラーリを含め、F1からどこかのチームが去ることを望んでいるものなどいないと思う。FOTAのメンバー、FIA、FOMの中で満足いく解決法を見いだせると、私は確信している。誰もがこのスポーツの価値、このスポーツの重要性、全員がこのスポーツに参加することの重要性を認識しており、どこかのチームが去ることなど誰も望んではいないと思う。フェラーリを引き止めるために有効な手段を見つけられることを願っている」