フォーミュラEのCEO、アレハンドロ・アガグは、FIAがF1スーパーライセンスポイントの対象カテゴリーとしてフォーミュラEを選ばなかったことに不満は全くなく、むしろ妥当な判断であるとの考えを示した。

 FIAは2016年に向けてF1スーパーライセンス発給の条件を厳格化、その中のひとつとして先週、新たなスーパーライセンスポイントシステムについて詳細を明らかにした。FIAは11のシリーズを選び、それぞれのランキングに応じてポイントを配分、ドライバーがスーパーライセンスを取得するには、過去3年の間にスーパーライセンスポイントを40ポイント以上獲得しなければならない。

 このシステムは物議を醸し、フォーミュラ・ルノー3.5の序列の低さに不満を持ったルノーは、FIAに話し合いを求めている。

 しかしアガグは、フォーミュラEがスーパーライセンスポイント対象カテゴリーに選ばれなかったのは妥当な判断であるとコメントした。

「FIAは非常に論理的な判断をしたと思う」とアガグはフォーミュラE第4戦ブエノスアイレス戦の前に語った。

「我々のシリーズはドライバーたちにF1への準備を整えさせるための場ではない。そういったピラミッド構造の一部ではないのだ」
「フォーミュラEはモータースポーツ全体の中で他とは完全に異なる存在だ」
「むしろ将来は我々のシリーズでレースをするライセンスを取得するための選手権が出てくるかもしれない」

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