フランスのフランソワ・フィヨン首相は、フランスGPを復活させるため、タスクフォースを編成した。
このグループにはポール・リカール・サーキットのディレクターが含まれていることから、1971年から1990年の間に14回グランプリを開催した同サーキットを開催地とすることを目指しているものとみられる。プロモーターがグランプリ開催契約を締結できれば、早ければ2013年にフランスGPが復活するかもしれない。
フランスGPは2008年を最後にカレンダーから脱落した。グランプリ復活のためにこれまでいくつかのプロジェクトが立ち上げられたが、いずれも資金を確保できずに頓挫しており、今回の計画も資金問題がカギになるものとみられる。
「チームを設置したのは事実だ」とフィヨン首相がコメントしたと、フランスのVar-Matin紙が伝えた。
「狙いは、フランスで新たなグランプリをオーガナイズすることを可能にする提案を作ることだ」
フィヨン首相はル・マンで生まれ、ル・マン24時間レースを毎年観戦、ル・マンのクラシックレースに参加した経験も持つ。タスクフォースのメンバーには、ルノーのチームプリンシパルである、エリック・ブーリエも含まれているということだ。
1991年以降、マニ-クールがフランスGPを開催してきたが、財政的な問題で2008年を最後に開催されなくなった。
フィヨン首相は、フランスGPとベルギーGPの交互開催という選択肢もあると述べている。交互開催であれば、レース開催地が増えているなかでポジションを得やすくなると同時に、スパの将来を確保することにもなりそうだ。