F1第16戦日本GPは9日、午前11時から3回目のフリー走行が行われた。セッションは激しい雨の影響でほとんど走行も行われず、最終的に2台がタイムを記録しただけという異例のセッションとなった。

 この日の鈴鹿サーキットは深夜からの激しい雨の影響で、コースは完全なウエットコンディション。セッション開始時の気温、路面温度とも20度と低く、雨のなかでセッションのスタートが切られた。

 各車は、コースオープンとともにインスタレーションラップに移っていったが、マシンからは大量の水しぶきが上がる状態で、ドライバーたちも無線でひどい状況を伝えている。

 その後も雨は弱まる気配がなく、ドライバーもヘビーウエット用のエクストリームウエザータイヤを装着してコースインのタイミングをうかがうが、走行はなかなか始まらず。

 開始15分過ぎにようやくヴァージンのティモ・グロック、トロロッソのハイミ・アルグエルスアリら数台がコースに入ったが、グロックはスプーンカーブでスピンを喫するなど、やはり走行は困難な状態。マシンもすぐにピットへと戻っていった。

 開始25分過ぎ、ここでマクラーレンのルイス・ハミルトンが最後にインスタレーションラップに向かう。前日の走行でクラッシュを喫したハミルトンは、チームが急遽代わりのリヤウイングパーツをイギリスから取り寄せていたが、どうやらそのパーツが間に合ったようで、ハミルトンは再び新しいウイングをつけて走行を行っている。

 セッションは中盤、アルグエルスアリとグロックが計測ラップを行い、アルグエルスアリが1分55秒902をマークするが、その後はセバスチャン・ブエミとロバート・クビカが1周の走行を行ったのみ。ブエミはシケイン立ち上がりで簡単にスピンしてしまうなど、コース状況はさらに悪化している様子だ。

 結局、最後もハミルトンとアルグエルスアリがチェック走行を行っただけでセッションは終了し、タイムシートにはアルグエルスアリとグロックのタイムだけが残った。
 予選はこの後、午後2時から行われる予定だが、予報でも天候が回復する見込みは立っていない。

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