スクーデリア・トロロッソのセバスチャン・ブエミは、現在コンストラクターズランキング8位のトロロッソは、今後ライバルであるザウバーとフォース・インディアにチャレンジすることができると述べた。
トロロッソは現在計22ポイントでランキング8位、6位のザウバーは35ポイント、7位のフォース・インディアは26ポイントをそれぞれ獲得している。
「シーズンをスタートする時点での目標は選手権8位を獲得することだった」とブエミ。
「僕らはずっと7位にいたが、フォース・インディアに抜かれて今は8位だ」
「マシンを向上させ続けることがとても重要になる。それがシーズン後半の戦いにおいてキーになる。新しいパーツがうまく機能すれば、これまでどおりの力は問題なく維持できるはずだが、マシンをよくすることができなければ難しくなる」
トロロッソはベルギーGPにいくつかアップグレードを持ち込む予定となっている。チームはこの6戦中5戦入賞を果たしており、次戦のアップグレードによってこの流れを維持したいと考えている。
「スパではいくつかパーツを持ち込む予定で、それが僕らに役立つだろうことを期待している。ライバルたちとの差を縮められたらいいね。いい仕事ができれば、今季の後半戦で強力に戦えるはずだ」
トロロッソは2010年からレッドブルから完全に独立して自身でマシンを作っている。時間はかかってもチームは今後さらに成長するとブエミは言う。
「規則変更があったからとても大変だったが、チームはインフラや開発において今はうまく機能している。風洞やCFDなどのツールをすべてうまく活用できるようになるには時間がかかるものだが、徐々によくなっていくよ」
「どれぐらい時間がかかるかわからないが、ウイリアムズ、ザウバー、フォース・インディアのように、長年F1で戦い、大きな歴史を持つチームとの比較で考えても、今後僕らの力は向上していくだろう」
「僕らの開発の歴史は去年始まったばかりなんだ。経験を積むのには時間がかかる。でも徐々に前進していけると確信している」