元ルノーのマネージングディレクター、フラビオ・ブリアトーレは9月21日にパリで行われたワールド・モータースポーツ・カウンシルにて出された裁定に対して、パリ大審裁判所へ訴訟手続きを19日にも開始する。

 ブリアトーレは、2008年のシンガポールGPにてネルソン・ピケJr.が故意にクラッシュをしたことに関与したとして、無期限のFIAおよび各国自動車連盟が管轄する全てのレースイベントへの関与、イベント会場への立ち入りが禁じられるとともに、ドライバーのマネージメントも許されないという処分が下された。
 ブリアトーレの声明によると、この裁定に対して損害賠償を求める方針だという。

「今回の件では、ある男の復習の道具のために、FIAが使われた」とブリアトーレ。「裁定はまったくもって道理に反している。フランスの法廷は公正、公平にこの件を解決してくれると確信を持っている」としている。

 18日に発表されたブリアトーレによる声明の全文は以下の通り。

 フラビオ・ブリアトーレは、2009年9月21日のFIAワールド・モータースポーツ・カウンシルでの裁定に対して、明日、パリ大審裁判所(高等裁判所)へ訴訟手続きを開始することを決定した。

訴訟への主な理由として:

FIAによる故意の、弁明への権利侵害として、FIA側は
-召喚状発行の遅れ
-事前に告発に関して公式な声明がなかったこと
-起訴状ならびに目撃者への入手・接見の権利侵害

自然的正義の原則への侵害
-判決に至るまでの過程での公平性の欠如
-公聴会に先だって行われた秘密のネゴシエーションと
-起訴内容を確立するための選択的免責事項の付与

FIAによる行き過ぎた行為と権力の乱用
-FIAのライセンスを受けていない者へのペナルティの賦課
-不相応で違法な無期限の権利剥奪と
-国際スポーティングコードと連盟の規程に違反してのFIAライセンスの更新拒否

 フラビオ・ブリアトーレは、彼に関するFIAの裁定を破棄し、彼に科された一切のペナルティを取り消す決定を裁判所から得るつもりである。
 また、彼は損害賠償ならびに法廷による公式文書を求めている。

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