WTCC世界ツーリングカー選手権岡山ラウンドで、僅差の2番手で予選をフィニッシュしたアンディ・プリオール(BMW320si)は、僅差での2番手に悔しさを露わにするも、明日の決勝に向け最前列を確保したことを前向きに捉えているようだ。
「とてもタフな予選だった」と語るプリオール。「今年こんな僅差でポールポジションを逃したのは初めてだよ。もちろん最前列からスタートできることは素晴らしいことだけどね。今日はマシンには満足していたけど、午後の予選に向けて改良を加えたのがうまくいった」
明日は雨の予報が出ているが、プリオールは「雨の予報が出ているらしいけど、そうなるとレースは混乱するかもしれない。今季をなるべく高いポジションで終えるために、明日はなるべくたくさんポイントを獲って終わりたいね」と予想した。
一方、Q1をトップで終えながらも3番手となったヨルグ・ミューラーは、「タイムを出すときのフライングラップでトラフィックに引っかかってしまった。すべてのマシンは先に行かせてくれたけど、わずかにタイムをロスしてしまったんだ。今週はマシンの調子は完璧で、良いリズムで予選を迎えていた。明日はタイトル争いでBMWを全力でサポートする」と予選を振り返る。
また、タイトル争いを展開するアウグスト・ファルファスは予選の結果に満足していない様子。「今回の目標は、去年と同様にポールポジションを獲得することだったんだ。でも、僕らはまだ争いの最中だ。もし明日本当に雨が降るのであればレースは混乱するだろう。28周のレースがまだ僕を待っている。結果を得るために気合を入れ直すよ」と決勝での巻き返しに向けて闘志を燃やした。