1日、ヘレスでF1合同テストがスタート、トロロッソを除く8チームが走行を行った。トップタイムをマークしたのは、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルだった。

 曇りで午後にはにわか雨が降り、何度も赤旗が出た一日だったが、ベッテルは87周を走行、1分19秒055のベストタイムで、唯一1分20秒を切り、RB5のポテンシャルの高さを見せ付けた。
 2番手にはフェラーリのフェリペ・マッサが続き、F60のセッティング、信頼性のテストに取り組んだ。午後にはコースオフを喫し、マシンにダメージはなかったものの、走行時間をロスしている。
 トヨタTF109を走らせた小林可夢偉が3番手に続いた。新車をドライコンディションで本格的に走らせる初めてのチャンスを得た可夢偉は、空力評価の作業を行った。

 4番手はウイリアムズのニコ・ロズベルグ、5番手にはBMWザウバーのロバート・クビカが続いた。クビカは、タイヤウォーマーが禁止される2010年用のブリヂストンタイヤをテストした。午前中にセンサーが異常を示したため、念のためエンジン交換を行い、その後にわか雨が降ったため、プログラムを変更し、レーススタートのシミュレーションを行ったが、周回数は47周にとどまった。

 フォース・インディアの新車VJM02の初走行を行ったジャンカルロ・フィジケラは6位。システムチェックとデータ収集にあたったものの、フュエルシステムのトラブルのため、走行時間をロスし、フィジケラは31周でテスト初日を終えている。
 マクラーレンのペドロ・デ・ラ・ロサが7番手。デ・ラ・ロサはクビカ同様2010年スペックのタイヤを装着して走行、この日最多の94周を走行したものの、セッション残り10分というところで油圧トラブルのため、マシンをとめている。
 最下位8番手はルノーのネルソン・ピケだった。マシンにいくつものテクニカルトラブルが発生、ピケは52周しか走行できず、十分なセッティング作業をできないまま一日を終えている。

Jerez F1 test times – day one: 1 March
1. Sebastian Vettel Red Bull-Renault 1min 19.055secs 87 laps
2. Felipe Massa Ferrari 1min 20.330secs 63 laps
3. Kamui Kobayshi Toyota 1min 20.699secs 79 laps
4. Nico Rosberg Williams-Toyota 1min 21.171secs 71 laps
5. Robert Kubica BMW Sauber 1min 21.292secs 47 laps
6. Giancarlo Fisichella Force India-Mercedes 1min 21.584secs 31 laps
7. Pedro de la Rosa McLaren-Mercedes 1min 21.831secs 94 laps
8. Nelson Piquet Jr Renault 1min 22.011secs 52 laps
Track/weather conditions: Overcast all day, light rain in the afternoon
All times unofficial

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