セバスチャン・ベッテルは、昔のチームメイトでありライバルだったポール・ディ・レスタが来季F1に参戦し、再び戦えることを期待している。
ベッテルより1歳年上のディ・レスタは、ユーロF3時代の2006年、ベッテルと同じASMチームに所属、11ポイント差でベッテルを上まわり、タイトルを獲得した。その後、ディ・レスタはDTMに参戦、2010年にチャンピオンとなった。
ディ・レスタは、今年はフォース・インディアのリザーブドライバーも務め、来季はレースドライバー昇格を狙っている。motorsport-magazin.comによると、木曜、メルセデス・ベンツがファクトリーにおいてディ・レスタのチャンピオン獲得を祝った際、ビデオリンクでベッテルが「来年F1で会いたいね!」と述べたと、Motorsport.comが伝えている。
また、SID通信社によると、ベッテルは「F3の時みたいにタイトな戦いにならないといいな」ともコメントしたという。
フォース・インディアはまだ来季ドライバーをふたりとも発表していない。ビタントニオ・リウッツィはすでに契約済みだと主張しているが、彼の代わりにディ・レスタかニコ・ヒュルケンベルグが起用される可能性があるとうわさされている。
一方でエイドリアン・スーティルは、来年の契約にすでに合意し、あとはサインだけだと、再び述べた。
「すでに合意に達している。サインは単に形式的なことで、それも行われる予定だ」とスーティルがEurosportに述べたとDPA通信が伝えた。
「まだ契約していないドライバーたちがフォース・インディアに入りたがっている。だって空席があるチームの中で一番いいチームだからね」