2011年F1ヨーロッパGPの日曜決勝で、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは1位、マーク・ウエーバーは3位だった。

■レッドブル・レーシング
セバスチャン・ベッテル　決勝1位
　外から見るとレースでたくさんのことが起こっていたように見えるのかどうか分からないけれど、1周1周マシンと自分が1対1で向き合って走る時間はすごく楽しい。もちろん後ろからのプレッシャーはあったし、マークとフェルナンド（・アロンソ）とは戦略が少し異なり、彼らの方がピットインが少し早かったり、少し遅かったりした。1回目のピットストップの前にギャップを築いたが、ピットアウトした際にはかなり接近していたから、またそこからプッシュし、同時にタイヤの状態を見て、スティント終盤の状態を想像しながら走らなければならなかった。戦略を予想しなければならないから、毎周1対1でマシンと向き合って走った。このコースはとても楽しい。去年はとてもスムーズな週末を過ごしたし、今年もそうだ。最高だよ。チームは素晴らしい仕事をしてこのマシンを用意してくれた。毎年ここに来るとき、僕らにとっては難しくなるかもしれないと思うんだ。本当の意味での高速コーナーがないからね。それでも僕らはここで完璧な週末を過ごした。もちろんこの結果には満足している。

マーク・ウエーバー　決勝3位
　今日は2位でフィニッシュできたはずだ。フェルナンドとはいいレースができた。最後のピットストップまでは、僕にとって今季ベストレースだったと思う。（セブ、フェルナンド、僕の）3人の差はかなり小さく、できるだけ速いペースで走り、同時にタイヤの管理も行わなければならなかった。最後のピットストップまでのレースの展開にはとても満足していた。（2位を逃したのは）基本的に僕のせいだ。フェルナンドにアンダーカットされるのを恐れた。ミディアムタイヤがアウトラップでどういうパフォーマンスを見せるのか確信が持てなかったけれどリスクを冒そうと僕が決めた。結局フェルナンドに負けた。彼はいいレースをしたね。終盤にはギヤボックストラブルが発生したのでペースを落とした。それでもマクラーレンとのギャップは大きかったから、ギヤボックスに気をつかいながら、最後まで楽に走り切れた。