2011年F1第13戦イタリアGPの公式予選は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがQ3のトップタイムをマークし、今季10回目となるポールポジションを獲得した。小林可夢偉は17番手だった。
イタリアGPのトップ10グリッドを決する予選Q3には、レッドブル、マクラーレン、フェラーリ、メルセデス、ロータス・ルノーGPの各2台が揃って進出。ザウバーの可夢偉はQ2で17番手に終わった。
セッションでは、今季全戦でポールを獲得するレッドブルの連続ポール記録をライバルが阻止することが期待された。しかし、このQ3ではベッテルが1回目の走行からトップに立つと、最後のアタックでも上位勢で唯一ベストタイムを更新。1分22秒275というタイムで今季10回目、通算では25回目となるポールポジションを決めた。
一方、予選でレッドブルのライバルになると見られていたマクラーレン勢はルイス・ハミルトンが2番手につけるもベッテルとはコンマ5秒差。ジェンソン・バトンは3番手となり、彼らは決勝でのスタート争いに望みを託すことになった。
地元ティオシの大声援を受けたフェラーリは、1回目の走行で4番手につけたフェルナンド・アロンソが最終ラップでコンマ1秒ベストタイムを更新するも、バトンには届かず4番手。5番手に沈んだマーク・ウエーバーを挟み、フェリペ・マッサが6番手となった。
ロータス・ルノー勢はブルーノ・セナがトップ10でただひとり、タイムを記録しなかったが、チームメイトのビタリー・ペトロフはメルセデス勢を上回る7番手と健闘を見せた。