ニッサンは9日、神奈川県・横浜のニッサングローバル本社ギャラリーでセバスチャン・ベッテルのトークイベントを開催し、ベッテルの姿を一目見ようと多くのファンが集まった。
ニッサンは『インフィニティ』ブランドでレッドブル・レーシングのタイトルスポンサーを務めており、ベッテルはインフィニティの“ディレクター・オブ・パフォーマンス”として活動している。
今回のイベントに際しては、120枚ほどの整理券が用意されていたとのことだが、前日の夕方頃から待機する熱心なファンもおり、整理券の配布は早々に終了。それでも、整理券はなくともベッテルの姿をひと目見ようと、キャップやチームウェアを身にまとったり、フラッグなどをグッズを手にしたファンが多数集まり、イベントが行われるステージを取り囲んだ。
14時から始まったトークショーでは、司会と通訳を兼ねて“川井ちゃん”こと川井一仁氏が登場。川井氏に続き、ベッテルが手を振りながらステージ上に姿を現すと、会場からは大きな歓声があがった。
トークショーは、川井氏がベッテルに質問を投げかける形で展開した。その中で、今週末に行われるF1日本グランプリについて、ベッテルは「チャンピオンを取れる可能性もあるけれど、鈴鹿が好きだから今週末はエンジョイして走りたいね」と語った。
また、ファンの中に5つの星のイラストを掲げていた女性がいたことから、川井氏がベッテル自身達成したことのない5連勝の可能性について尋ねると「彼女は絵を描いてくれた。今度は僕がやる番だよ」と自信ありげな表情でコメント。川井氏に日本語を教わり、「ガンバリマス」と意気込んだ。
トークショーの最後には、川井氏の呼びかけで会場のファンからベッテルに「頑張って、セバスチャン」との声援が送られた。その後は、ステージ上で英BBCのテレビインタビューが行われた後、ベッテルのサイン会が開催。整理券を持ったファンを中心に、ベッテルはひとりひとり丁寧にサインに応じていた。