F1第3戦中国GPの公式予選Q3は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークし、開幕からの3戦連続ポールポジションを決めた。
決勝のトップ10グリッドを決めるQ3の争いは10分。天候は曇りでコースコンディションはQ1、Q2に引き続きドライとなった。
このセッションにはマクラーレン、フェラーリ、トロロッソの各2台とレッドブルのベッテル、メルセデスのニコ・ロズベルグ、フォース・インディアのポール・ディ・レスタ、ルノーのビタリー・ペトロフが駒を進めたが、ペトロフはQ2でマシンがストップしたため、コース上は9台の争いとなる。
セッションはベッテルとジェンソン・バトン、さらにトロロッソ2台を加えた4台が2回のアタックを選択したのに対し、マクラーレンのルイス・ハミルトンやフェラーリの2台などは一回のみのアタックに望みをかけた。
しかし、ポール争いは1回目のアタックでベッテルがいきなりコースレコードとなる1分33秒706をマークし、34秒421を記録した2番手バトンでさえおよそコンマ7秒も離されてしまう。
さらに、一回アタックにかけたハミルトンも2番手バトンを上回ることができず3番手止まり。フェラーリ2台はメルセデスのロズベルグにも遅れをとり、グリッド3列目に沈む結果となった。
一方、2台がQ3に進出したトロロッソはハイミ・アルグエルスアリが予選の自己最高位となる7番手を獲得している。