2012年F1第12戦ベルギーGPの公式予選Q2は、マクラーレンのジェンソン・バトンがトップタイムを記録した。ザウバーの小林可夢偉は6番手でQ3に進んだ。
Q3進出をかけた15分のQ2は、序盤から多くのマシンがミディアムタイヤで走行するなか、マクラーレンのジェンソン・バトンがライバルを大きく引き離す走りを見せた。全セクターのベストタイムを奪ったバトンはそれまでトップにつけていたキミ・ライコネンの1分48秒台のタイムをコンマ8秒削るタイムで堂々のトップ。ライコネンとともにセッション終盤はガレージからライバルの走りを見守った。
1回目の走りで8番手につけたザウバーの可夢偉は、終盤2回目のアタックでも最終的に6番手となるタイムをマーク。期待通りの速さを見せた可夢偉は、第8戦ヨーロッパGP(予選7位)以来のQ3進出を果たしている。
一方、トップ10をかけた争いでは、昨年のポールシッターであるセバスチャン・ベッテルがまさかの11番手でノックアウト。フェラーリのフェリペ・マッサ、そして今レースが記念の300レースとなるメルセデスのミハエル・シューマッハーもQ2敗退を喫している。