ルノーF1チームのオーナー、ジニー・キャピタルのボス、ジェラルド・ロペスは、ロバート・クビカの2011年チームメイト候補の筆頭はビタリー・ペトロフだが、契約を結ぶためにはペトロフはもっと積極的にチームと共に働く姿勢を見せる必要があると述べた。
「以前からずっと、私はビタリーを残留させたいという考えを示してきた」とロペス。
「ビタリーに関して問題になっているのはスピードではない。エンジニアによると彼が戦えるだけの速さを持っているのは確実だそうだ」
「彼が一貫した形で示すことができていないものは、週末全体に集中し、最初のプラクティスから日曜決勝の終わりまできちんと仕事をする能力だ」
「議論の一部としてあるのは、彼は生活の変化を受け入れる必要があるということだ。彼はイギリスに引っ越し、ファクトリーのそばに住むことに同意しなければならない」
「常に英語を話す環境に身を置く必要がある。彼がそういった条件を受け入れれば、そしてそういう条件を受け入れれば彼が安定したパフォーマンスを発揮できると我々が確信した場合は、誰が我々のセカンドドライバーになるのかに関して疑問はなくなる」
チームのスポークスマンは、ペトロフはここ数週間は以前よりファクトリーに頻繁に訪れており、イギリスに家を探しているようだと述べている。
ロシア人初のF1ドライバー、ペトロフはロシアのスポンサーをチームに持ち込んでおり、来季からチームと提携してF1に関与するグループ・ロータスの親会社プロトンも、ペトロフを通してロシアのマーケットとのつながりができることに魅力を感じているといわれている。
ロイターは、ペトロフは目の手術を受け、少なくとも年明けまでは休養するとも報じている。