バレンシアF1テスト最終日、ビタリー・ペトロフが初めてルノーR30をドライブした。F1マシンのパワーを初体験したペトロフは、この一日をF1マシンに適応することに費やしている。
ロバート・クビカのチームメイトとして今季ルノーのレースドライバーとして契約したペトロフは、この日、初めてF1マシンを体験、マシンに慣れることを主目的として75周を走行、1分13秒097でこの日の6位、3日間総合の11番手となった。
「今日初めてマシンを走らせたが、とても楽しめたよ」とペトロフ。
「すべてがうまくいった。マシンはGP2とは大きく違っていて、パワーやブレーキの性能のすごさを体験することができた。30周ぐらい走ったころからリラックスして走れるようになり、マシンの限界が分かり始めた。ここで自分のエンジニアたちと働くのは今日が初めてだったが、ここまではすべてがとても順調だ。今日はとても満足いく一日だった」
チーフレースエンジニア、アラン・ペルマーネは、シーズンオフ最初のテストはうまくいったと総括している。
「今日ビタリーは初めてR30を走らせた。我々は彼がマシンを快適に走らせ、慣れることができるようにするための作業に集中した。ブレーキ、パワー、ダウンフォースなど、慣れなければならないことは山ほどあったが、彼はすぐに適応し、いい仕事をした。マシンの最初のテストは全体的にうまくいき、マシンへの理解を深めることができた。来週ヘレスでのテストで、この結果を元にさらに上を目指すことを楽しみにしている」