2011年F1モナコGPの日曜決勝で、ルノーのニック・ハイドフェルドは8位、ビタリー・ペトロフはリタイアだった。
■ロータス・ルノーGP
ニック・ハイドフェルド 決勝8位
何よりもまず、ビタリーが無事だったのが嬉しい。彼がどこも骨折していなかったというのはいいニュースだ。彼はいいポジションにいたのに、事故に遭うなんてとてもついてなかった。
僕に関しては、スタートは問題なかった。もう少しでフォース・インディアの1台をつかまえられそうだったが、残念ながら順位をひとつ上げることはできなかった。セーフティカーが出動した時、ピットインの指示はかなりぎりぎりだったけれど対応できた。これが確実に役立った。難しい週末だったが、予選順位を考えればチームのために4ポイント獲得できたのはよかった。
ビタリー・ペトロフ 決勝リタイア
最初に、僕の無事を祈ってくれたファンの皆、サーキットのメディカルチーム、有能かつフレンドリーなサポートをしてくれた病院、心配してくれたチームに対してお礼を言いたい。かなり大きな衝撃で、クラッシュ後には足の感覚があまりなかった。動くのが難しく、両足がコクピットの中に閉じ込められていたので、メディカルチームにマシンから降ろしてもらうのが一番いいと思った。気を失いはしなかったけれど、マシンの中にいる時には痛みがひどかった。
いいスタートをしてすぐにふたつポジションを上げていただけに悔しい。ピットストップの後、小林可夢偉とエイドリアン・スーティルに引っかかった。可夢偉はすごく遅かった。スーティルのポジションの守り方はあまりにアグレッシブすぎた。このコースは抜くのがとても難しいから慎重にいった。その後、アクシデントに遭った。今週末はたくさんのポイントを稼げたはずだから残念だ。次のモントリオールを楽しみにしている。予選での問題を解決する必要があるが、レースペースはとてもいいことが多いから、いい結果が出せるだろう。