1964年、四輪市販車参入に続いて、世界最高峰への挑戦としてF1に参戦を開始したホンダ。二輪で培った技術をもとに最初のマシンRA271を作り上げ、64年第6戦ドイツGPに参戦してから今年はちょうど50年という節目の年にあたる。
そのホンダF1参戦50周年を記念して、3月1日〜2日に鈴鹿サーキットで開催される『2014モータースポーツファン感謝デー』で、『Honda F1参戦50周年 〜伝説の始まり〜』と題しホンダF1初優勝マシンであるRA272のデモランが行われることになった。
このRA272は、RA271と同じ1.5リッターV12エンジンを搭載。RA271から多くの改良を施され、シーズン終盤にはさらに発展型も登場。リッチー・ギンサーのドライブで1965年最終戦メキシコGPでホンダに初のF1優勝をもたらした記念すべきマシン。1990年〜92年頃のフジテレビF1中継のオープニングCGで登場していたマシンと言えば分かる人も多いかも。
今回のファン感謝デーでは、その他にもMP4/4〜MP4/7Aまでの歴代マクラーレン・ホンダ5台の展示、中嶋悟vs星野一義のスーパーフォーミュラSF13での対決、新スーパーGT500マシン、新スーパーフォーミュラのデモランなど見どころが満載だ。RA272のデモラン、展示は3月1日〜2日の両日行われる予定となっている。2015年からのホンダF1復帰を前に、その歴史を切り拓いた歴史的マシンの走りをその目に収めよう。