ホンダのF1パワーユニットをはじめ、トヨタのWEC用エンジンやスーパーGT/スーパーフォーミュラなど、さまざまなレーシングエンジンを特集した一冊『モーターファン・イラストレーテッド特別編集〜Motorsportのテクノロジー 2015-2016〜』が、今月24日に発売される。
メカニズム派のモーターファン雑誌として、自動車テクノロジーを美麗な写真と図解を用い分かりやすく解説する『モーターファン・イラストレーテッド』。そのレーシングバージョンとなる今回の一冊は、2015年に国内外で注目を浴びたさまざまなレーシングエンジンを特集、巻頭ではホンダのF1パワーユニット『RA615H』にフォーカスし、開発拠点である“HRD Sakura”での新井康久F1プロジェクト総責任者のインタビューや、エンジン設計リーダー、燃焼の専門家、メカニックという3人へのインタビューも交えながら、Sakuraでのパワーユニット開発の今に迫っている。
ホンダRA615Hの特集では、東京モーターショーでガラス越しに展示されていた実機を反射を抑えながら撮影、苦労して撮りためたズームカットを表紙や巻頭で大胆に使用している。また、トヨタのWEC用エンジンもシークレットな部分の多いタービンなど、トヨタ側の厳しいチェックを受けながら掲載できるギリギリのカットを並べるなど、編集部渾身の一冊となっている。
その他にも、ヤマハOX99を題材にしたアナログ時代のエンジン開発や、これまで全く明らかにされてこなかったニッサンのF1用3.5リッターV12エンジンの特集。近年注目が高まっているフォーミュラEのパワートレーンのほか、今季のF1全マシンを分析・解説した特集など、メカ派のモータースポーツファンにはかなりオススメの一冊だ。
発売は12月24日(木)。三栄書房のオンラインストアをはじめ、電子雑誌書店のASB(オートスポーツ・ブックス)のほか、Amazonでも購入できる。
