ウイリアムズF1チームのサードドライバー、バルテッリ・ボッタスは、将来ウイリアムズのレースドライバーになり、長期的に同チームにとどまりたいと述べた。
昨年GP3でタイトルを獲得した22歳のボッタスは、2010年からウイリアムズのテストドライバーを務めており、今年はブルーノ・セナのマシンで金曜フリープラクティスにたびたび参加、印象的なパフォーマンスを見せている。
今後もウイリアムズにとどまりたいか、他のチームでレースシートを探すつもりかと聞かれ、ボッタスは、ウイリアムズでF1デビューを果たし、チームに長くとどまることが自分の目標だと語った。
「それが理想だ。このチームのスタッフと働くのはすごく楽しいし、フランク(・ウイリアムズ)はぐいぐいチームを引っ張っている」とボッタス。
「素晴らしい歴史を持つチームだ。このチームとは3年目になるからすごくリラックスできる。だから理想はここに残ることだ。ウイリアムズで長いキャリアを過ごしたい」
現在のレースドライバー、パストール・マルドナドとブルーノ・セナは、チームにスポンサーを持ち込んでいる。ボッタスは、レースシートをつかむため、自分もスポンサーを見つける努力をしていると認めた。
「チームから速さを認められ、望まれてチームに入るのが理想だ」とボッタス。
「でも今のF1では、金銭的な支援があれば間違いなく強みになるから、当然僕らもそのために動いている。(資金を持ち込めれば)チームにとってボーナスになるし、ドライバーマーケットにおいて自分のチャンスも高まる」
2013年についてはまだ何も決定していないと、ボッタスは述べた。
「僕にどれぐらいチャンスがあるのか、というのは難しいね。本当に分からないんだ」
「まだこのことについて話すのは早すぎると思う。まだシーズン半ばで、チームが決断を下すための時間はたっぷりある。何が起こるか分からないよ」
今季レースに出場していないボッタスだが、来年は何らかのレースに参戦したいと述べている。来年F1レースドライバーに起用されなかった場合、F1でテストドライバーを務めながら、フォーミュラ・ルノー3.5に参戦することを考えていると、ボッタスは語った。