フェラーリのチームプリンシパル、ステファノ・ドメニカリは、12月に承認されたF1の新たなポイントシステムがさらに変更される可能性があると述べた。これについてF1委員会の会合が2月1日に行われるという。
2010年に向けた新ポイントシステムは、トップ10のドライバーを入賞とし、優勝者に25点、2位に20点、3位に15点、4位以下10位までに10-8-6-5-3-2-1点が与えられるものだった。しかし現在、1位と2位のポイント差を拡大させようという提案がなされているようだ。
「今後2週間のうちにレギュレーションの一部を検討しなおすための会合が行われる。その中にはポイントシステムも含まれている」とドメニカリはフェラーリのシーズンオフイベント、“Wrooom”において語った。
「議題の中には、ポイントシステムの見直しをはじめとして、タイヤの使用やピットストップの回数などに関連する重要な問題も含まれている」
ドメニカリは、KERS廃止の見直しについても触れている。
「我々はこのスポーツを環境により優しいものにしていかなければならない。自動車業界がそこを目指しているからだ」とドメニカリはチームの公式サイトのインタビューで語っている。
「KERSについては、全チームが2010年には使用しないことを決めている。しかし我々は、2011年に向けて、昨年のものよりも圧倒的に低コストで導入できる運動エネルギー回生システムについて検討を行っている」
「我々フェラーリは、このソリューションを信じており、再び我々のシングルシーターに導入したいと考えている。市販車の製造にいい形で影響を及ぼすシステムだと思うからね。当然、全チームに平等な規則の下で再導入するべきだと考えている」