1日に行われたF1委員会の会合において、2010年に向けたタイヤレギュレーションおよびポイントシステムの変更が承認された。
今季は予選トップ10のドライバーは、Q3で自己ベストタイムをマークした時に使用していたタイヤを履いてレースをスタートしなければならない。これによって、レースでの戦いを考えてQ3でソフトタイヤを使用しないチーム、あくまでグリッドを重視してソフトでタイムアタックをするチームと、各チームの予選へのアプローチが分かれることになりそうだ。
また、各ドライバーが使用できるドライタイヤのセット数を14から11に減らすことでも合意された。さらに、金曜プラクティスでの走行を促進するため、タイヤ1セットを2回目のプラクティススタート前に、2セットを3回目のプラクティススタート前に返却しなければならなくなった。
一方、新ポイントシステムのさらなる変更が承認され、ウイナーに25点、2位18点、3位15点、4位から10位には12-10-8-6-4-2-1が与えられることになった。
これらのレギュレーション変更はFIA世界モータースポーツ評議会における承認を得て、正式に決定することになる。2010年のレギュレーションについては、他にもさらなる検討が行われているということだ。
2011年に関しては、ダブルディフューザーは禁止され、メインディフューザーの高さが175mmから125mmに減らされることで、チームは合意した。