5月10日〜12日にバルセロナで開催されたF1スペインGPでは、サポートレースとしてGP2、GP3とともにポルシェ・モービル1・スーパーカップも開催された。今季のスーパーカップ開幕戦となったこのレースでは、新型の991型カップカーが世界に先駆けてデビューしている。
このタイプ991の新型カップカーは、今シーズンは世界に先駆けてスーパーカップのみで使用される予定となっており、今回の開幕戦スペインはそのデビューレースとなった。
460馬力を誇るこの新型ポルシェ911 GT3カップを使って争われたこの開幕戦には、9度のWRC世界ラリー選手権王者であるセバスチャン・ローブもゲスト参戦。オールドファンにはたまらないマルティニ・カラーに彩られたマシンをドライブした。
今季はFIA-GT選手権にマクラーレンで参戦、さらにポルシェカレラカップ・フランスですでにカップカーをドライブした経験をもつローブは、世界のポルシェ使いと接戦を展開し予選13番手、決勝11位という結果に終わった。
「オープニングラップは注意深く臨んだよ。接近戦では簡単にクラッシュに巻き込まれてしまうのは分かっているからね。これほどのドライバーが揃っているレースで、オーバーテイクをするのは簡単じゃないけど、本当に楽しめたよ」とローブ。
レースは長年ポルシェで活躍、アメリカン・ル・マン・シリーズにも参戦するイギリス人ドライバー、シーン・エドワーズがポール・トゥ・ウイン。ローブは次戦モナコも出場予定となっている。