ポルシェの新たなラインアップとして、ウルトラハイパフォーマンススポーツカーの「ポルシェ918スパイダー」が加わるようだ。同社がこのクルマの生産にゴーサインを出したことを明らかにした。
この決定はすでに発表されているコンセプトスタディモデルの反響を踏まえて28日の監査役会で正式に承認された。2010年のジュネーブモーターショーと北京モーターショーで姿を現したこのハイパフォーマンススポーツカーは、ミッドシップレイアウトにプラグインハイブリッドテクノロジーを採用。燃料消費量は100 kmあたり3.0リッター(NEDC)で、CO2排出量はわずか70 g/kmながらも、スーパースポーツカーとしてのパフォーマンスを備え、モータースポーツ由来のハイテクの成果も多く盛り込まれている。
ポルシェAGの社長兼取締役会会長のミヒャエル・マハトは、「918スパイダーが限定生産されることになったことは、抜群のパフォーマンスと高効率なドライブトレインコンセプトを特徴とするポルシェ インテリジェントパフォーマンスによる私達のアプローチが正しいことを証明しています。918スパイダーは、開発をヴァイザッハで行い、組み立てはツッフェンハウゼンで行われる予定です。これは生産拠点としてあくまでドイツを重要視するという姿勢の表れでもあります」と述べている。
このポルシェ918スパイダーの詳細な情報については、今後、順次公開されることになっている。