今年で60回目を迎える伝統の“F3世界一決定戦”マカオGPに、3人の日本人ドライバーが出場する。
長いストレートを中心とする海側と、狭くテクニカルな山側という2面性を持った1周6.12kmのギア・サーキットを舞台とするマカオGP。これまでに多くのF1ドライバーを輩出し、毎年世界中のF3で活躍する若手ドライバーが集うこの一戦に、今年は3人の日本人ドライバーが出場する。
トムスからの出場となる中山雄一は、今季の全日本F3選手権で13戦を終え11勝を獲得、すでにチャンピオンを決めている。また、スーパーGT500クラスでREITO MOLA GT-Rをドライブする関口雄飛も、マスターズF3、全日本F3最終戦富士に続いての参戦。チームはマスターズF3でも所属した古巣のミュッケ・モータースポーツとなる。
さらに、2011年の全日本F3のNクラスチャンピオンで今季それ以来のフォーミュラ復帰を果たした千代勝正も全日本F3と同じB-MAXエンジニアリングから出場する。
一方、近年のマカオで優勢を誇っている欧州勢では、GP3ドライバーでトロロッソのF1テストにも参加したカルロス・サインツJrが昨年の優勝チームであるカーリンから出場。今年のマスターズF3を制したフェリックス・ロゼンクビスト(ミュッケ)や、同予選でトップ3につけたハリー・ティンクネル(カーリン)やアレックス・リン(プレマパワー)などもエントリーしている。
今年のマカオGPは、11月14日(木)から17日(日)までの日程で開催される。