今年のマカオGPを制したアレックス・リンが、レッドブルジュニアの一員としてイギリスの強豪カーリンに加わり、2014年のGP3シリーズに参戦することになった。
今季のヨーロッパF3選手権でランキング3位を獲得した20歳のリンは、2014年もパレマパワーと共にF3を戦うと見られていた。
イギリス人のリンは、元F1ドライバーで現在はトヨタからWEC世界耐久選手権に参戦するアレックス・ブルツと、モナコ出身のビジネスマン、マイルズ・モダンによってマネージメントされている。
リンは、今回の決断がF1デビューの近道になると語っている。
「レッドブルは多くの不確実性を取り去る」とリン。
「ここで十分な活躍を見せてタイトルを勝ち取ることができれば、F1のチャンスが巡ってくることは分かっている。それはすべてのドライバーが求めていることだ。僕もその機会を望んでいる」
「レッドブルで走る機会を得たことはとても大きい。マカオの勝利がその後押しになったね」
リンのジュニア入りを明らかにしたレッドブルは、2014年のジュニアドライバーとしてカルロス・サインツjr.と今季のフォーミュラ・ルノー2.0ユーロカップを制したフランス人のピエール・ギャスリーも選出。ギャスリーは、サインツjr.とともに来季フォーミュラ・ルノー3.5に参戦するとみられている。