マクラーレンは、ベルギーGPでの“ダブルDRS”導入を見送る意向であることを明らかにした。
チームは先日、スポーティングディレクターのサム・マイケルがダブルDRSの開発について、ロータスに類似したシステムがあると語っており、今後(導入が)実行可能かどうかを検討すると述べている。
ロータスは、今シーズン序盤にメルセデスが開発したこのシステムをオリジナルバージョンにして開発、ドイツとハンガリーでは先行的にテスト投入を行い、すでに今週末の実戦投入は濃厚と見られている。
ベルギーGPにダブルDRSを投入するのか問われたチームボスのマーティン・ウィットマーシュは、これを否定したが、類似したシステムを準備しているとほのめかした。
「ダブルDRSに興味があることは間違いない。だが、他のチームのマシンに若干違った変化を受けたものが見られるように、我々もメルセデスのパターンに従わないだろう」
「ただ、いつ、どこかでそれを導入するとしても、我々が発表を行うことはない」
「確かに、明日の車検やコース上では、我々のマシンに異なる形のウイングが確認できるだろう。新しいパーツを見ることになる。しかし、マクラーレンがベルギーでダブルDRSを導入することはない」