マクラーレン代表のマーティン・ウィットマーシュが、残り2戦においてジェンソン・バトンにルイス・ハミルトンのサポートをさせることを検討すると示唆した。
韓国GPでバトンは12位でノーポイントに終わり、ハミルトンは2位に入った。これにより、残り2戦の段階で、ハミルトンはポイントリーダーのフェルナンド・アロンソより21ポイント差、バトンは42ポイント差となり、バトンがタイトルを防衛するのは非常に厳しい状況となった。
レース直後にタイトルの可能性を聞かれたバトンは、ほとんどないと答えたものの、後にその発言を撤回した。また、ハミルトンをサポートするかとの問いに対しては、数字上自分に可能性がなくなるまでは自分の戦いをすると答えた。
「もし数字上タイトルの可能性がなくなったら、ルイスをサポートする」とバトンはコメントしたと、ITVが伝えている。
「タイトル獲得が無理になったら、可能な限りのやり方でチームを助ける。でもそれまでは僕は戦うよ。(韓国で)状況があっという間に変わり得ることが分かったはずだ」
一方、ウィットマーシュは次のブラジルGPの前に話し合いを行い、バトンにハミルトンのサポートをさせるかどうかを検討すると述べた。
「数字上、ジェンソンは不可能ではないが、かなり厳しい。極めて難しい状況だ。そのためブラジルに着く前に話をする予定だ」とウィットマーシュが述べたとPLANETF1.comが報じている。