マクラーレンは、来年からメルセデスへ移籍するルイス・ハミルトンの今季タイトル争いをこれまで同様、全力でサポートすると誓った。
28日、チームは現ザウバーのセルジオ・ペレスが来シーズンからハミルトンの後任としてマクラーレンに加入すると発表し、事実上、ハミルトンの離脱と彼のメルセデス移籍を明らかなものにした。
そのハミルトンは現在、今シーズンのタイトル争い(残るレースは鈴鹿を含め6戦)でトップのフェルナンド・アロンソから52ポイント差の4位につけている。
タイトルを狙うにはやや厳しい状況となったハミルトンだが、それでも注目されるのは、マクラーレンが来年からライバルチームに移籍することが決まっているハミルトンの今季タイトル争いをサポートするかどうかだ。しかしながら、イギリスの名門チームは残りの6レースもハミルトンをできる限りサポートすると語った。
「セルジオのキャリアは来年メルボルンで本格的に始まることになるが、彼が将来を過ごすチームは戦い続けることを止めない。ジェンソン・バトンとルイス・ハミルトンのふたりには、今後もドライバーズとコンストラクターズにおける戦いでチームからあらゆる機会が提供される」
マクラーレンのボス、マーティン・ウィットマーシュは、今シーズン限りでチームを去ることが決まったハミルトンに敬意を表している。彼はチームと過ごした6年間のF1キャリアで、20勝を共にあげた。
「この機会に我々の感謝を気持ちをルイスに伝えたい」と、ウィットマーシュ。
「彼は、我々と共に人生とキャリアの大きな章を記してくれた。そして、彼はこれからも我々の特別クラブ“マクラーレン・ワールド・チャンピオン・クラブ”のすばらしいメンバーのひとりだ」
「我々が皆、彼の将来が幸運であることを祈っているのは言うまでもない。また、セルジオがこの特別クラブのメンバーに近く加わることを信じでいる」