バルセロナテストでMGU-Kのトラブルに苦しんだマクラーレンは、ホンダが問題解決にあたる間、プレシーズン最終テストでは自社製のコンポーネントを導入する予定だといわれている。
バルセロナテスト初日にホンダのMGU-Kのシールに不具合が生じ、改良パーツが取り寄せられたものの、再び問題が発生した。これによってジェンソン・バトンは1日目にも3日目にも満足に走行できず、フェルナンド・アロンソが担当した2日目には問題発生を防ぐためにパワーを抑えての走行に限定された。
最終日にマクラーレンは走行距離を稼ぐために古いMGU-Kユニットを導入して臨んだが、アロンソのクラッシュにより昼でテストを終えなければならなくなった。
シールは昨年新パワーユニットをデザインする際に他のマニュファクチャラーたちが最も苦労した部分だったといわれており、ある関係者は「手っ取り早い解決策はない」と述べている。
ホンダに解決策を見つけるための時間を与えるため、マクラーレンは、26日にスタートするテストではホンダのMGU-Kユニットにマクラーレンのシールを装着して走行する予定だと英AUTOSPORTは伝えた。マクラーレンは2009年にKERSが導入された際にシステムを開発した経験を持っている。