マクラーレンのマネージングディレクター、ジョナサン・ニールは、2014年にF1のエンジン規則が変わるが、マクラーレンはメルセデス・ベンツとの提携を長期的に継続していくと断言した。
2014年にF1のエンジンは1.6リッターV6ターボに変更されることが決定している。これに向けてレッドブル・レーシングはルノーとの契約を延長、フェラーリも新エンジンの開発計画を進めているなか、マクラーレンが現在のパートナー、メルセデスとの提携を継続するのかどうかが注目を集めている。
これについてニールは、マクラーレンはメルセデスと2014年以降も提携していくと明言した。
「我々はブリックスワースのメルセデス・ベンツ・ハイパフォーマンスエンジンズと長期にわたり提携していく」とニールが21日に行われたマクラーレンのインタビューイベントにおいて語ったとF1公式サイトが伝えた。
「彼らのことはよく知っているし、我々と彼らはいいチームだ。2014年に向けて我々は密接に連携して働いている。我々の仕事は、彼ら同様に、メルセデスをグリッド上最高のエンジンにし、最もよく準備されたエンジンにすることだ」
「契約期間について話すつもりはないが、次の世代のエンジンに移行するにあたって、我々がメルセデス・ベンツと共に働く考えであることに関しては、絶対的な保証ができる。彼らは我々のエンジンパートナーだ。彼らと働くことを非常に喜んでいるし、今後も長期的に彼らと共に働きたい」
マクラーレングループが近年ロードカービジネスをスタートし、MP4-12Cを製作していることから、マクラーレンF1チームも将来エンジンを内製することになるのではないかとの推測が出ているが、ニールはこれを否定した。
「マクラーレングループがひとつのものとみなされ、ロードカー開発をそのようにとらえられるときがあるが、その場合にはさまざまな可能性が存在すると思う」
「だがそういったことを現在行っているエンジン開発プログラムと混同すべきではない。我々はメルセデス・ベンツのエンジン開発部門で作業を行うことに完全に集中している。メルセデスは我々のために一流の仕事をしてくれている。我々は彼らにとって親密かつ非常に優れたパートナーであり続けられると考えている」