マクラーレンのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュは、ルイス・ハミルトンに対して現役F1ドライバーの中で最高額と思われるサラリーをオファーしたが、ハミルトンは結局メルセデスへの移籍を決めたと語った。
マクラーレンは当初、来年の新契約に向けてハミルトンのサラリーを減額したい考えであるといわれていたが、メルセデスが高額のオファーを行い、それに伴ってマクラーレンも提示額を引き上げたと報じられていた。
しかし結局、ハミルトンはメルセデスを選び、9月28日、両者が3年契約を結んだことが発表された。
マクラーレンはハミルトン慰留のために全力を尽くせたと思うか、と聞かれたウィットマーシュは、次のように答えたとロイターが伝えている。
「ルイスのマネジメントと条件が折り合わなかったため、ルイスと彼のマネジメントチームは他のチームに行くことを決めた」
「我々は非常に高額の金銭的オファーを行った。現在どのF1ドライバーが得ているよりも高額だと確信している」
マクラーレンは毎年タイトル争いの候補として選手権を戦っているが、メルセデスは今まで獲得した勝利は今年の中国の1回のみとなっている。
ハミルトンの決断は誤りだと思うかと聞かれたウィットマーシュは「誰にアドバイスするにしても、勝ちたいならマクラーレンを出るべきではないと言うだろう」と答えた。
「だが私としてはルイスの決断を尊重するしかないし、彼の成功を心から祈っている」