フェリペ・マッサの主治医が、マッサの容態はよくなってきており、人為的な昏睡状態から覚醒し、家族と会話を交わしたことを発表した。
マッサは、ハンガリーGP予選走行中にルーベンス・バリチェロのマシンから脱落したスプリングが頭部に直撃し、病院に搬送され、手術が行われていた。
月曜、人為的な昏睡状態から覚醒したマッサは、周囲の問いかけに答えたという。
「この24時間、フェリペ・マッサの容態においていくつか大きな変化が生じた」とラジョス・ジロス医師は月曜夜に述べた。
「彼の状態は安定している。我々は沈静状態を終わらせ、人工呼吸器を外した」
「フェリペは眠気のある状態であるが、問いかけに答えることができ、腕と足を動かすこともできた」
これより前に、医師団のひとりが、左目に負ったダメージがマッサのF1キャリアに影響するかもしれないと示唆していた。しかし今回医師団は、マッサは現在目を開けることができない状態であり、まだダメージの詳細なチェックを行うことができずにいるため、はっきりしたことは言えないが、マッサは完全に回復することができるだろうと述べている。