フェラーリのフェリペ・マッサは、F138を戦える状態にするにはまだやるべきことが多く、新パーツを投入する最後のテストが非常に重要になると語った。

 ヘレスで3日間にわたってテストを行ったマッサは、バルセロナでのF1合同テスト最終日にフェルナンド・アロンソからマシンを引き継ぎ、作業を再開した。

 しかしこの日は雨に見舞われ、予定どおりプログラムをこなすことはできなかったとマッサは述べた。

「今日は誰にとっても難しい一日だった。テスト最終日が天候に恵まれずに残念だ」とマッサ。

「昨日フェルナンドが始めたタイヤとセットアップの作業を続けたかった。でも天候が不安定で、マシンの挙動を正確に判断するのは難しかった」

「雨が上がった時間帯にミディアムタイヤでロングランを走った。でも路面温度はとても低くて滑りやすく、タイヤを温めるのが難しくて、パフォーマンスとデグラデーションについてきちんとした比較をすることができなかった」

「午後はずっとウエットコンディションで、スリックタイヤは履けなかったので、インターミディエイトタイヤでのセッティング作業を集中的に行った。いくつか異なる空力セッティングを試した。マシンの挙動には満足している」

「もっといいコンディションで走れればよかったけれど、それでもウエットでの基準点を確かめることができたから有意義だったと言える」

 マッサは、今週のバルセロナテストでフェラーリは新しいパーツを投入していないと明かした。

「ヘレスの時と全く同じマシンだ。新しいパーツを導入してもいないし、ほとんど何も変えていないから、マシンはヘレステストを終えた段階と全く同じだ」とマッサが語ったとSky Sportsが報じた。

「細かい部分を変えたのは理解しているが、改良であって新しいものを取り入れたわけじゃない」

「(これからは)新しいパーツを導入する重要な時期だ。マシンはまだ“グリーン”だから、開幕戦に向けていい状態に仕上げなければならない。やるべきことは多い。開幕戦に向けていい方向にすべてをまとめる必要があり、空力、エンジン、シャシー、すべての担当者にとってもとても重要な時期だ」

 最後のシーズンオフテストは2月28日から3月3日までバルセロナで開催される。

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