フェリペ・マッサは、イギリスGPのタイヤとしてピレリがハードタイヤを選択すれば、フェラーリは苦戦することになるだろうと予想した。
ヨーロッパGPではフェラーリはレッドブル・レーシングとのギャップを縮め、フェルナンド・アロンソが2位、フェリペ・マッサが5位に入った。チームは次のシルバーストン戦に導入する新パーツによって、レッドブルに対して再び戦いを挑めることを期待している。
しかしマッサは、今季フェラーリはピレリのハードタイヤに苦労しており、イギリスGPでハードが選択されれば、フェラーリは再び低迷するだろうと予想している。
ヨーロッパGPを終えた後、レッドブルとの差をさらに縮めることができると思うかと聞かれたマッサは次のようにコメントしている。
「シルバーストンに持ち込む予定の新パーツには自信を持っている。でもどのタイヤが持ち込まれるのかということに関しては、あまり楽観的になれない。ミディアムとハードになるかもしれないという話を聞いたんだ」
「もしそうなら、僕らは苦しむことになるだろう。僕らだけでなく、ほとんどのチームがレッドブル、あるいはマクラーレンにさえも手が届かなくなるかもしれない」
チームプリンシパルのステファノ・ドメニカリは、フェラーリとしてはソフトとミディアムの選択の方が好ましいと述べた。
「ソフト寄りのタイヤでのペースを見れば、我々のマシンは常にソフト寄りでの方がいいパフォーマンスを発揮しているのは明らかだからね」と彼は認めている。