フェリペ・マッサは、フェラーリがシーズン開幕の準備を順調に進められなかったのは確かだが、表彰台争いには加われると信じていると語った。
フェラーリはF2012にアグレッシブなデザインコンセプトを採用したため、シーズンオフテストで苦労した。テクニカルボスのパット・フライは開幕戦で表彰台を狙うのは無理であると述べ、フェラーリが難しい状況にいることを認めた。
しかしマッサは、テストの結果には満足していないが、表彰台争いをすることを諦めていないと語った。
「テストの機会が少なくなってきて、他のチームとの力関係を把握するのが難しくなっている」とマッサはブラジルでの記者会見で語った。
「去年はテストで順調だったけれど、メルボルンに行ってみるとポールポジションから1秒離されていた。僕らがスペインでの3回のテストでやってきたことに100パーセント満足していないという事実を隠すつもりはない。もちろんもっと速いタイムを出せた方がよかった。でも僕らのマシンは完全に新しいデザインだから、もっと理解を深めて、これからすべてのポテンシャルを引き出さなければならない」
「僕らのチームはとても強力だ。シーズンを通してシャシーを改善していく能力がこのチームにはあると信じている。オーストラリアで皆が同じコンディション、つまり燃料を軽くしてソフト側のタイヤを装着して走って初めて、本当の状況が分かることになるだろう」
「かなり強力そうなチームはいくつかある。レッドブル、マクラーレン、メルセデスがそうだ。ロータスもとても速いみたいに見えるね。その他も接戦で、コンマ数秒の中でザウバー、トロロッソ、フォース・インディアが戦うことになるだろう」
「僕らは表彰台を目指して戦えると僕は信じている。そのことしか考えていない。でも答えは数日たたないと分からないよ」