フェリペ・マッサは、セルジオ・ペレスがマレーシアGPで2位という見事な結果を出したものの、それによってより大きなプレッシャーを感じるようなことはないと語った。

 フェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーであり、現在ザウバーに所属するペレスは、天候により混乱したレース展開になったマレーシアで、トップを走るフェルナンド・アロンソを背後から追い詰め、2位でフィニッシュ、自身F1初の表彰台を獲得した。

 アロンソが今季初優勝を挙げ、ランキングトップに躍り出る一方で、マッサは現在ノーポイントで19位となっている。マッサはマレーシアGPまでで23戦表彰台から遠ざかっており、その間アロンソはトップ3フィニッシュを12回記録し、そのうち2勝を飾っている。

 マッサとフェラーリとの現在の契約は今季末までとなっているが、この不振のために今季中にも他のドライバーと交代するのではないかとの推測がなされており、その場合の有力な後任候補としてペレスの名前が挙げられている。

 しかしマッサは、マレーシアGP決勝で15位に終わった後、ペレスの2位という結果が自分に影響することはないと語った。
「彼と彼のチームはよくやったと僕も喜んでいる。でも(それによって僕が)不安になっているかって? 全くない。僕は自分自身、自分のドライビング、自分の仕事の方に集中している」
「他のドライバーのことなど考えない。彼らがいい結果を出すかどうかが僕にとって問題であるとも、あるいはその逆についても全く考えない。僕はそういう人間じゃないんだ。彼が素晴らしい仕事をしたことを嬉しく思っている」

 過去12カ月の自分のパフォーマンスがフェラーリドライバーに求められているレベルであると思うかと聞かれたマッサは次のように答えた。
「いろいろな問題やその時起こっているさまざまなことと戦い、状況をよくしていく必要がある。それが僕らがすべき仕事であり、僕が今やっていることだ」

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