バルセロナでの合同テストで初めて姿を現したブラウンGPのニューマシン、BGP 001のパフォーマンスに、ライバルたちから驚きの声が上がっている。

 先週メルセデスエンジン搭載のBGP 001をジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロがドライブ、それぞれ他を大幅に引き離すトップタイムをマークした。
 BMWザウバーのロバート・クビカは、オーストラリアGPの勝者を予想するなら、自分はバトンに賭けると冗談めかして話した。一方、フェラーリのフェリペ・マッサは、ブラウンGPのマシンは自分のマシンより速いかもしれないと語っている。
「パフォーマンスに関して、他のすべてのチームと比べて、自分たちの競争力にとても満足している。ただ、ブラウンGPは別だ」とマッサ。
「彼らには誰も追いつけなかった。現時点では僕らのマシンはコース上で最速ではない」
「僕に分かるのはラップタイムだけだし、外側から見えることしか分かりようがない。僕はエンジニアじゃないから、彼らがバラストを積んでいるのかどうかは分からない。でも、たとえバラストを積んでいなかったにしても、積んだ場合でも彼らはいずれにしても速いだろう。本当にびっくりだよ」

 2度のチャンピオン経験者、フェルナンド・アロンソも、同様の意見を示している。彼はフェラーリやBMWザウバー、あるいはトヨタ同様、ブラウンGPも好調のうちにシーズンスタートを迎えられると考えている。
「最初のテストからすごい速さを発揮するというのは、普通のことではない」とアロンソは先週のバルセロナテストでメディアに対して語った。
「実際には、彼らが2009年に使うマシンは、ホンダが2007年から作っていたマシンだ。デザインを見れば分かるよ。他とは違った外見の、非常にきめ細かい作りのマシンだ」

 一方でアロンソは、ルノーR29は前よりも改善されていると考えており、1年前の同時期より今の状況の方がいいと述べた。
「去年のこの時期よりは希望が持てるよ」とアロンソは言う。
「2008年には楽観的な気分ではなかった。最初の2戦か3戦を終えた後、シーズンの残りの期間、グランプリ開催地を単に旅して歩くことになるんだろうと思った」
「現状、僕らはそれほど大きく離されているわけではない。トップ勢からほんのコンマ数秒の差にすぎないんだ。この状況は去年に比べるといいよ」

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