マノー・マルシャのテクニカル・ディテクターを務めるジョン・マッキラムは、昨年末でチームを離脱したジョン・ブースとグレアム・ロードンに恩返しをするシーズンにしたいと語った。

 昨年までチームプリンシパルおよびスポーティングディレクターを務めていたブースとロードンは、2015年シーズンを最後に6シーズンを過ごしたチームを離脱することになった。

 マッキラムは、ふたりの離脱について、「申し訳ない気持ちで、彼らを見送った」と述べ、次のように続けた。
「まさに彼らのチームだった。マノー/ヴァージンプロジェクトの頃から、彼らは効率的に仕事を与えてくれた」
「私は元々、ワース・リサーチでマシンのデザインと製作を行っていた。マルシャができた時に我々は合併し、彼らは再び私を起用してくれた」

「昨年はじめ、チームが管財人の管理下を脱した時に、私に電話をくれて“ジョン、また一緒にやらないか”と言ってくれた。いろいろな意味で、私はこのポジションを与えてくれた彼らに大きな借りがある」
「重要な事は、このチームを以前よりも大きく、より良くすること。彼らも諦めずにそれを行ってきたからね」

「彼らはチームを作り上げるのに大変な努力をした。昨年の冬は特にそうだったね。彼らに対しては感謝してもしきれないくらいだよ」

 マッキラムは、2014年終盤にチームが管財人の管理下に入った際、ブースとロードンが救済に向けて動き出していたという。

「2月のはじめに、ふたりはチームの救済を実現できると言い、それが現実になった時には僕のことが必要になると常々言っていた」とマッキラム。
「最初は不可能だと思っていたけど、簡単には諦めなかった。もし、その救済がクリスマス前に実現していればマシンを用意するのに必要最低限のことができた」

「ただ1月になっても目立った動きがなくて、これは無理かなと思い込んでいたよ」
「それが、2月のはじめに第一報が飛び込んできた時、もしチームの復活が実現した時のために、もう数週間だけ様子を見てみようと思ったんだ」

「それでも我々はいくつかのハードルと向き合うことになった。オーストラリアに間に合わせるのは非常に困難だったよ。でも次のマレーシアでレースが出来た時は、我々が携わったものの中でも、ベストな瞬間のひとつになった」

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