マルシャは、今年F1にデビューするルイス・ラジアをバルセロナF1合同テストで1日も走らせなかった。これには金銭的な問題が関係しているのではないかとの推測が生じている。
2013年、マルシャはマックス・チルトンとラジアのふたりのルーキーを走らせる。
ふたりは今週のバルセロナF1合同テストで2日ずつ走行する予定だったが、マルシャは予定を変更し、4日間すべてチルトンにステアリングを託した。
テスト3日目のレポートでマルシャは、「短い走行を繰り返すことを考慮すると、一貫性を重視してマックスを引き続き乗せるのが合理的だった。そのため明日も彼が走行を行う」と述べていた。
しかしYallaf1.comによると、ラジアのスポンサーからマルシャへの支払いに関して問題が発生しているようだとブラジルの通信社Agencia Estadoが伝えたということだ。
「時にはこういう状況があることを受け入れなければならない」とラジアはO Estado de S.Pauloの記者、リビオ・オリチオに対してコメントしている。
「でもチルトンと同じ(テスト)日数を走れるかどうかは気にしない。これまで参戦したシリーズで僕はクルマに慣れるのにそれほど時間はかからなかったから」
オリチオは、チルトンの父親はラジアよりもずっと多額の資金をマルシャにもたらしていると述べている。