パストール・マルドナドは、“少なくとも”もう一年は現在のウイリアムズに留まりたいとの考えを示した。
27歳のマルドナドは、母国ベネズエラからの支援とGP2チャンピオンの肩書きを手に、昨年ウイリアムズからF1にデビューした。
彼は2年目の今年、第5戦スペインGPでF1初優勝を果たし、一躍脚光を浴びる存在となったが、その後のレースでは他車との相次ぐクラッシュなどでノーポイントのレースが続いており、あらゆる方面から批判を受けている。
しかしながらマルドナドは、2013年もウイリアムズに留まりたいとスペインの通信社EFEに語ったと、motorsport.comが伝えている。
「しばらくは(ウイリアムズ)に留まることに疑いはない。少なくとも、もう一年はね」
また彼は、「ウイリアムズを去る前にチャンピオンシップを勝ち取りたい」とも語っているという。
ただマルドナドは、2013年の契約を結ぶことが最初のステップだと語る。
「F1では何が起こる決して分からないからね」
代わりのプランを持っているのかを尋ねられたマルドナドは、“レース”の機会を与えてくれるチームが「グリッド上には十分ある」と言う。
しかし、それでも彼はウイリアムズが「伝統」と「歴史」を備えたチームであると述べ、ウイリアムズ に留まることを最優先に考えている。
「僕にF1デビューの機会を与えてくれたこの偉大なチームと、ワールドチャンピオンを勝ち取ることを望んでいる」