パストール・マルドナドは、今年のウイリアムズFW35は自分よりバルテッリ・ボッタスのドライビングスタイルに合っていると考えている。
昨年マルドナドは1勝を挙げる活躍を見せたが、ウイリアムズの今季マシンは昨年のような速さを見せず、チームは低迷、7戦終了時点でノーポイントとなっている。
しかし今季F1デビューを果たしたボッタスは、予選、決勝ともにしばしばマルドナドを上回り、カナダでは予選3番手を獲得した。
マルドナドは、自分のアグレッシブな走り方が今季マシンには合わないと述べた。
「僕らはドライビングスタイルが違う」とマルドナド。
「彼はとても優しく、スムーズに走る。僕は違う。僕はマシンにエネルギーを注ぎ込んで走る。そのやり方で去年はすごく速かった」
「(でも)今年はクルマに制限されて去年と同じことができる状態ではない。そのためにすごく遅く感じる」
「このクルマは、エネルギーを注ぎ込まず、ゆっくり走ると、とても走りやすい。でも僕のスタイルでは、強くブレーキを踏み、クルマを激しく使う。自分のスタイルで走ろうとするとうまくいかない」
「クルマの動きは予想できるが、フロントとリヤをバランスよく機能させることができない」
ウイリアムズのチーフレースエンジニア、シェビ・プホラルも、「クルマの問題によって、バルテッリよりも彼(マルドナド)の方が苦しんでいる」と認めたが、現在進めているマシン改善の方向性は両ドライバーにとってプラスになるものであると示唆している。