F1イギリスGP決勝で、セルジオ・ペレスと接触したウイリアムズのパストール・マルドナドに1万ユーロ(約98万円)の罰金と叱責の処分が下された。
ペレスとマルドナドは、レース序盤の11周目に接触。事故は2台がサイド・バイ・サイドでコーナーに進入し、イン側のマルドナドがラインを維持できずにペレスを押し出すかっこうとなった。
このアクシデントでペレスはリタイアに追い込まれたが、マルドナドは自力でピットへ戻るとマシンを修復してレースに復帰。トップから1周遅れとなったが16位で完走を果たした。
リタイア直後からマルドナドへの怒りを露わにしていたペレスは、FIAに対してマルドナドが今シーズン何度も同じような事故を起こしていると抗議し処分するよう求めていた。
レース後、この件を審議したスチュワードは、マルドナドに接触の原因があると判断し、アクシデントの重大性を考慮して彼に罰金と叱責というふたつのペナルティを科すことを決めた。
しかしスチュワードの見解は、マルドナドが慎重さを欠いていたわけではなく、単にコーナーでマシンのコントロールを失ったものであると結論づけている。