マレーシア政府をバックにしたコンソーシアムが、ロータスの名を来季F1に復活させようとしているのではないかと、英autosport.comが報じている。
autosport.comによれば、マレーシア政府は国営石油会社のペトロナスのプロモーション活動をF1で今後も行っていきたいという強い希望を持っている。さらに、政府のバックアップを受ける自動車会社プロトンがロータスを傘下に持っているため、有名なロータスの名前を冠したチームをF1に送り出すことも考えているのではないかということだ。
フェラーリ社の上級副社長を務めていたダニー・バハールが最近グループ・ロータスの新CEOに就任したことでこのウワサに拍車がかかっているが、彼の加入に関してはF1計画とは無関係であろうと見られている。
マレーシアのスポーツ大臣は、今回の推測に関してはコメントを避けながらも否定はしておらず、シンガポールGPの後に新チーム計画が発表されるとのウワサについても肯定も否定もしなかったという。
5月に、2010年F1へのエントリーを提出したイギリスF3参戦チームのライトスピードが、“チーム・ロータス”の名を使用しようとし、これに対してグループ・ロータスが法的措置をとるとの声明を発表した。しかし結局、彼らのエントリー申請は受理されずに終わっている。
BMWが今季末でのF1撤退を決めたため、2010年エントリーリストには空席がひとつでき、FIAは13番目のチームを選択すべく作業を進めている。