2012年F1第2戦マレーシアGPは現地時間23日14時から2回目のフリー走行が行われ、マクラーレンのルイス・ハミルトンがトップタイムを記録した。ザウバーの小林可夢偉は14番手で初日を終えた。
14時から行われた2回目のフリー走行も天候は引き続き晴れ。気温は30度に達し、路面温度は46度を記録した。
マクラーレンのジェンソン・バトンは1回目のプラクティスでオイル漏れから早めに走行を切り上げていたが、マシンは修復が間に合いセッション開始から参加。ウイリアムズは1回目のバルテッリ・ボッタスに代わってブルーノ・セナがコクピットに戻っている。
セッションでは、各車が序盤からハードタイヤで周回を重ねていき、10周前後を走ったところでミディアムタイヤにスイッチ、上位勢は1分38秒台のタイムを記録していく。
一方、ザウバーの可夢偉はギヤボックスのトラブルに見舞われ、マシンはリヤセクションを完全にバラされた状態のまま走行時間を大幅にロス。可夢偉のC31はその後懸命の修復作業の末、残り20分過ぎになってようやくコースに戻ることになった。
フォース・インディアのポール・ディ・レスタは、最初にブレーキトラブルでコースオフを喫すると、マシンを修復した後の走行でも縁石に乗って再びグラベルに飛び出すなど、慌ただしいセッションを過ごした。他にもコース上では最終コーナーを中心にタイヤをロックさせるマシンが多く目立っている。
そんななかトップタイムをマークしたのは、1回目に続きハミルトンだった。1分38秒172を記録したハミルトンは2、3番手につけたミハエル・シューマッハーとバトンにコンマ3秒のギャップを築いた。4番手はニコ・ロズベルグ、5番手にはトロロッソのダニエル・リカルドがつけた。
レッドブル勢は、終盤の走行で再びハードタイヤを装着するなどチームはプログラムに集中。マーク・ウエーバーが7番手、セバスチャン・ベッテルは10番手につけた。フェラーリはフェルナンド・アロンソの6番手に対し、フェリペ・マッサは16番手で両者のタイム差は約1.3秒と大きく開いている。
ギヤボックストラブルに見舞われたザウバーの可夢偉だったがその後は順調に走行を続け、トータル16周を記録。14番手まで順位を回復し、チームメイトのセルジオ・ペレスを上回った。