ミシュランは、2011年のF1復帰に関してFIAと“正式な交渉”を行っていることを認めているものの、“いくつか明確な条件”があり、まだ決定したわけではないとコメントした。
今季末でブリヂストンがF1から撤退するため、FIAは来季からの公式タイヤサプライヤーの決定を迫られている。ドイツのアウト・モーター・ウント・シュポルト紙は、ミシュランはF1参戦に関心を持っているが、チーム側から1チーム1シーズンあたり200万~500万ユーロの支払いを受け、全サーキットに無料で広告を出せるという条件を求めていると報じている。
ミシュランのマネージングパートナー、ジャン-ドミニク・スナールはブルームバーグに対し、交渉を現在行っていると認めている。
「我々は復帰を検討するかもしれない。しかしいくつか明確な条件がある」とスナールはコメントしている。
彼はまた、「タイヤが持つパフォーマンスを示すため」いくつか変更が行われる必要があり、「特に燃費とCO2削減の面が重要だ」とコメントしている。
ミシュランのスポークスパーソンも、フランスのフィガロ紙に対して同様のコメントを行っている。
「まだ決定は下していない」とスポークスパーソンは述べている。
「我々は、自社の製品の技術品質と環境を配慮するコンセプトのプロモーションに努力を注いでおり、それを考慮しながらレギュレーションの変化を常にチェックしている」
FIAは今のところこの件についてコメントを発表していない。