フランスのタイヤメーカー、ミシュランが2011年よりWRC世界ラリー選手権にタイヤサプライヤーとして復帰することを正式に明らかにした。
ミシュランは、FIAが複数のサプライヤーに門戸を開く決定をし、ルールを改正する見通しとなったことを復帰の最大の理由に挙げている。
また、FIAが2012年よりラリー中に使用するタイヤ本数を削減するという目標を掲げていることにも支持を表明、燃費に優れたタイヤをいち早く発売してきた同社の環境へのアプローチと一貫性があるとしている。
ミシュランは今年、ブリヂストンが今シーズン限りでF1へのタイヤ供給を打ち切る決定をしていたことから次のタイヤサプライヤーに名乗り出るのではないかとされ、実際にも供給を検討していた。
しかしながら最終的にはイタリアのピレリが採用され、ミシュランも将来的なホイールサイズ拡大などのレギュレーション変更の議論がないままでは復帰を決定できないとして、正式なエントリーを見送っていた経緯がある。
同社は来シーズンより、ミシュランブランドのラリータイヤをWRCに供給するとしている。