フェラーリは前戦イギリスGPに新しいフロントウイングを投入。それはメインフラップの形状がメルセデスに酷似したもので、メインフラップ下面の翼端板側にある湾曲した部分が、これまでよりも大きなR(半径)を描き、まるでトンネルのような形状に変身した(写真:水色の矢印)。さらに翼端板の外側に装着されていたフィンも取り外されている。

 ハンガリーGPには、イギリスGPで使用した新フロントウイングと、オーストリアGPまで使用した旧型フロントウイングの2種類を持ち込み、金曜日のフリー走行でドライバーふたりに、それぞれ2バージョンを与えて比較テストをしていた。つまりフェラーリが金曜日に失速した理由はトラブルに時間をとられた上に、データ収集を行っていたという事情もあり、初日の走行を終えたセバスチャン・ベッテルは「今日は比較しただけ」と、メルセデスとのタイム差を気にしているようには見えなかった。

 イギリスGPでは新フロントウイングの効果を十分に発揮できなかったぶん、ハンガリーGPでしっかりと走り込みたかったフェラーリ。金曜日から土曜日、そして日曜日と走り込みながら新しい空力パッケージを熟成し、最終的にベッテルの今季2度目の優勝につながった。

本日のレースクイーン

星沢しおりほしざわしおり
2026年 / スーパーGT
KENWOODレディ
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年8月号 No.1622

    [特集]│多│角│検│証│
    なぜ、日本人はF1で勝てないのか?
    いつか夢を実現するために過去から学ぶ

  • asweb shop

    F速 Premium Vol.3
    角田裕毅 現在・過去・未来

    2,100円