F1はツイスティなハンガロリンクから、ロングストレートと高速コーナーが連続するスパ・フランコルシャンに戦いの舞台を移動。現在、ドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方でトップを独走するメルセデスは、ベルギーGPに新しいリヤウイングを投入してきた。
中央に向かって大きく湾曲した2枚のフラップが特徴的で、翼端板の前端の切れ込み形状も変更されている。
また前戦ハンガリーGPで金曜フリー走行のみ使っていたモンキーウイングが復活。当初このモンキーウイングはハイダウンフォース仕様と考えられていたが、じつはローダウンフォースのベルギー用にテストしていたのだ。ハンガリーGPで土曜日以降に使用しなかった理由もそのためだった。
パワーサーキットのベルギーGPに向けてトークンを使用したパワーユニットを投入するのではなく、車体をアップデートしてきたメルセデス。このようなところにもメルセデスの余裕が感じられるが、今週末はハンガリーGPで逃した勝利を取り戻せるだろうか。