昨年まで世界ツーリングカー選手権(WTCC)に参戦していたアラン・メニュは、今季WTCCを離れポルシェ・スーパーカップに参戦するだろうと報道されている。
2005年にシボレーのドライバーとしてWTCCに参戦した49歳のメニュは、通算23勝を挙げ、昨シーズンはシリーズ2位を獲得するなどシリーズを代表するトップドライバーとして活躍してきた。
2012年限りでシボレーはWTCCのワークス活動を終了を発表し、これまで活動を担っていたRMLは、今季はインディペンデントチームとしてWTCCに参戦することを今週明らかにしている。
ミューラーはRMLに残留し、チャンピオンを獲得したロバート・ハフはオールインクルーシブ・ミュニッヒからセアト・レオンでWTCCに参戦するなど昨年までシボレーワークスで活動していたドライバーは今季の活動を発表していたが、メニュについては去就が明らかになっていなかった。
しかし今回、ドイツ・ポルシェ・カレラカップに数年参戦し、今シーズンからポルシェ・スーパーカップにステップアップするファッチ・オート・テックのステアリングをメニュが握り、クリスチャン・エンゲルハートのチームメイトになるだろうと報道されている。
チームオーナーのアレクサンダー・ファッチは、「メニュから我々のチームでドライブしたいと依頼された時は、ジョークかと思ったんだ。彼はDTMのドライバーだと思ったし、WTCCでシリーズ2位を獲ったほどの男が、我々に満足するとは思えなかった」
「しかしお互いに会った時、我々はとても上手くやれると思った。今は同じ志しを持っているね」と語っている。
メニュは、イギリス・ポルシェ・カレラカップのゲストドライバーとして、2003年オールトンパークのレースに参戦。2戦共に勝利を挙げるなどポルシェでのレース経験も持っている。
ポルシェ・スーパーカップはF1のサポートレースとしてヨーロッパ各国を転戦。昨年は8サーキット10ラウンドで争われている。